スーツでノーネクタイはおかしい?着こなし方やマナーを解説
2025/02/14
スーツの着こなし方
2005年から地球温暖化対策の一環として始まったクールビズや、昨今のオフィスカジュアル推奨の動きなどの影響で、ノーネクタイのスーツを着用する人が増えています。
ただし、着こなし方によっては、だらしなく見えたり、相手に失礼な印象を与えたりする可能性があります。また、適切なシーンとNGな場面の線引きができず、なかなかノーネクタイスタイルを取り入れられていない人もいるでしょう。
そこで本記事では、 ノーネクタイスタイルに対する一般的な印象や、適切・NGな場面について詳しく解説します。後半では、ノーネクタイスタイルをおしゃれに着こなすポイントや、おすすめのアイテムを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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スーツでノーネクタイはおかしい?一般的な印象とは
ノーネクタイのスーツスタイルに対する一般的な印象は、季節や着用シーンによって大きく異なります。
たとえば、クールビズの期間中であれば、違和感を持たれる可能性は低いです。一方、フォーマルな場や重要な会議では、季節に関係なく、ネクタイの着用が望ましいでしょう。
以下で、状況別に持たれる印象を紹介するので、ノーネクタイを取り入れる前にまず確認してみてください。
フォーマルな場では違和感を持たれることが多い
ノーネクタイのスタイルは、とくにフォーマルな場面では違和感を持たれる可能性が高いです。
一般的に、ネクタイは敬意や真剣さを示すアイテムと認識されており、結婚式やビジネスの重要な商談、公式なイベントなどでは着用することが基本のマナーです。さらに、ノーネクタイはカジュアル度合いを高めてしまうので「だらしない」「場に不適切だ」などと感じられてしまいます。
クールビズの期間中であっても、基本的にフォーマルな場では、ネクタイを着用しましょう。
ビジネスカジュアルでは一般的になりつつある
ノーネクタイはフォーマルな場ではふさわしくありませんが、ビジネスカジュアルなシーンでは、一般的なスタイルになりつつあります。
オフィスカジュアルが浸透していく中で、同時にノーネクタイも受け入れられているのです。
ただし、オフィスカジュアルとはいえ、ノーネクタイのラフさを抑えつつ、清潔感のあるスーツスタイルを意識する必要があります。また、オフィスカジュアルの浸透度合いは、企業によって異なる点にも注意してください。
職種や業界によって印象が異なる
ノーネクタイのスーツスタイルは、職種や業界によっても印象は異なる傾向にあります。
たとえば、以下のような業界・業種では、比較的自由な服装が推奨され、ノーネクタイでも問題ないとされている印象です。
- ITやテクノロジー業界
- クリエイティブ業界
- サービス業
- 教育関連
一方、以下のような業界・業種では、だらしないと見なされる可能性が高いといえます。
- 金融業界
- 法律業界
- 公務員
- 医療業界
- 製造業
ノーネクタイに対する印象は、一概には言えないため、TPOを意識して相手や場面に応じた服装を心がける必要があるでしょう。
着こなし次第でおしゃれに見せることも可能
ノーネクタイのスーツスタイルは、適切な着こなし次第ではおしゃれに見せることも可能です。
たとえば、襟がしっかり立つデザインを選んだり、シンプルで落ち着いた色合いのジャケットでフォーマルさを保ったりなどが挙げられます。おしゃれを意識したコーディネートを心がけることで、ビジネスシーンでも自信を持って着こなせるでしょう。
スーツのノーネクタイスタイルが適切なシーンとNGな場面
ここでは、スーツのノーネクタイスタイルが適切なシーンとNGな場面について詳しく解説します。
TPOに応じてノーネクタイスタイルを上手く着こなすために、それぞれ確認していきましょう。
クールビズ期間のオフィスでは許容されることが多い
ノーネクタイスタイルは、クールビズ期間中のオフィスでは広く許容されやすいです。クールビズは、環境省が暑さ対策として5月から9月あたりに実施する取り組み※で、多くの企業が推奨しています。
※ 環境省「令和6年度クールビズについて」
ただし、ノーネクタイだけがクールビズの取り組みではなく、ワイシャツをポロシャツにしたり、薄手の素材のアイテムを選んだりすることも挙げられます。そのため、クールビズの期間だからと言って、必ずしもノーネクタイが許容されるとは限らない点に注意してください。
カジュアルなビジネスシーンでは問題なし
カジュアルなビジネスシーンでは、基本的にノーネクタイでも問題ありません。たとえば、カジュアルな社内イベントや、クライアントとのカジュアルなミーティングなどが挙げられます。
ただし、Tシャツやジーンズ、サンダルなど、あまりにもカジュアルな服装はビジネスシーンには不適切です。カジュアルシーンとはいえ、相手に失礼のない服装で、ある程度の清潔感は保ちましょう。
フォーマルな会議や商談ではNGの場合が多い
スーツのノーネクタイスタイルは、フォーマルな会議や商談においては基本的にNGと認識しておきましょう。とくに顧客や取引先と顔をあわせる場合は、失礼にならないようネクタイを着用してください。
ネクタイをきちんと着用することで、相手に対する敬意を示すだけではなく、ビジネスマンとしての信頼感やプロフェッショナルさを表現できます。
冠婚葬祭や格式の高い場では基本的に避けるべき
ノーネクタイスタイルは、フォーマルな会議や商談と同様に、冠婚葬祭や格式の高い場では基本的に避けるべきです。
冠婚葬祭や公式な場では、ネクタイの着用が基本的なマナーとされており、ノーネクタイはカジュアルすぎる印象を与えてしまいます。また、出席者に対して失礼な雰囲気を醸し出してしまい、悪目立ちする可能性もあるでしょう。
スーツのノーネクタイスタイルをおしゃれに着こなすポイント
スーツのノーネクタイスタイルをおしゃれに着こなすポイントは、以下の4つです。
- シャツの第一ボタンを開ける場合は清潔感を意識する
- ジャケットのシルエットを整える
- 襟のあるシャツを選び、だらしなく見えないようにする
- ポケットチーフや腕時計でアクセントをつける
それぞれを意識して、スマートな着こなしを目指しましょう。
シャツの第一ボタンを開ける場合は清潔感を意識する
シャツの第一ボタンを開ける際に清潔感を意識することで、ノーネクタイスタイルをおしゃれに着こなせます。
とくに第一ボタンを開けるとシャツそのものが際立つため、タイトすぎず、だらしなく見えないフィット感が重要です。加えて、着用前にはしっかりとアイロンをかけ、シワがない清潔な状態を心がけましょう。
以下の記事では、仕事が忙しく時間が取れない方に向けて、スーツのシワをアイロンなしで取る方法やできにくくさせる保管方法を解説しています。相手に好印象を与えたい方は、ぜひ参考にしてください。
>>スーツのシワの取り方は?アイロンなしの方法やメンテナンスのポイントを解説
ジャケットのシルエットを整える
ジャケットのシルエットを整えることで、ノーネクタイスタイルでも洗練された印象を演出できます。
ネクタイがない分、上半身のシルエットや細部に目が向きやすくなるため、ジャケットそのものの形を美しく保つことが大事です。たとえば、体へのフィット感を追求したり、着用時の姿勢を意識したりなどが考えられます。
襟のあるシャツを選び、だらしなく見えないようにする
ノーネクタイスタイルでは、ネクタイが持つきちっと感がなくなるため、襟のあるシャツでだらしなく見えない工夫が必要です。
また、襟がしっかりとしたシャツはだらしなさを軽減するだけでなく、顔周りにメリハリをつけ、清潔感を演出できます。ただし、大きすぎる襟は逆にだらしなく見える可能性があるので、自分に合ったバランスの良いサイズ感を意識してください。
ポケットチーフや腕時計でアクセントをつける
ポケットチーフや腕時計でアクセントをつけることで、全体のコーディネートに華やかさと洗練された印象を加えられます。さらに、シンプルかつ上品なデザインを選べば、大人の上品さも醸し出せます。
ネクタイがないスタイルでも、小物を取り入れて、おしゃれで洗練されたスタイルを楽しみましょう。
スーツでノーネクタイの際に気をつけるべきマナー
ノーネクタイのスーツスタイルを着こなす際は、以下のマナーを意識してください。
- シャツの襟元を整えて清潔感を保つ
- 職場のドレスコードを事前に確認する
- 初対面のビジネスシーンでは避けたほうが無難
- 相手や場の雰囲気に合わせて適切に判断する
マナーを守りつつ、ノーネクタイのコーディネートを楽しみましょう。
シャツの襟元を整えて清潔感を保つ
ノーネクタイでスーツを着用する際は、シャツの襟元を整えて清潔感を保ちましょう。きちんと整った襟元は、全体のスタイルに品格と信頼感を与えるため、ビジネスシーンではとくに意識したいマナーです。
また、襟元は顔周りや首元の印象も大きく左右するので、顧客や取引先と顔をあわせる日はとくに心がけてください。
職場のドレスコードを事前に確認する
ビジネスシーンにおいて、自由なスタイルが必ずしも歓迎されるとは限りません。そのため、場に不適切な着こなしで信頼を損なわないためにも、事前に職場のドレスコードを確認しましょう。
また、明確なガイドラインが見当たらない場合は、上司や人事部門の人に直接聞くのも一つの方法です。
初対面のビジネスシーンでは避けたほうが無難
初対面のビジネスシーンでは、ノーネクタイを避けた方が無難です。理由としては、ノーネクタイのスタイルは一見おしゃれで洗練された印象を与えるものの、人によっては、カジュアルすぎると感じる可能性があるからです。
初対面ではきちんとネクタイを着用して、信頼感や安心感を与えましょう。
相手や場の雰囲気に合わせて適切に判断する
スーツのノーネクタイスタイルは、カジュアルさと洗練された印象を両立できる魅力的な着こなしです。
ただし、相手や場の雰囲気によっては合わないケースもあるので、単に自分の好みで選ぶのではなく、TPOを意識して柔軟に採用するかしないかを判断しましょう。
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スーツのノーネクタイスタイルでおすすめのアイテム
スーツのノーネクタイスタイルをよりおしゃれに着こなすために、以下のポイントを取り入れてみてください。
- ボタンダウンシャツを着用する
- 上質なジャケットで品のある印象を演出する
- シンプルな革靴で足元を引き締める
- ポケットチーフでアクセントを加える
それぞれ確認していきましょう。
ボタンダウンシャツを着用する
ボタンダウンシャツは、ネクタイを外してもきちんとした印象を保ちながら、カジュアルさと上品さを両立できるアイテムです。
さらに、固定された襟は、常にシャープな印象を与え、ビジネスマンに不可欠な清潔感やプロフェッショナルさも演出してくれます。
上質なジャケットで品のある印象を演出する
ノーネクタイスタイルは、ネクタイがない分、上半身の印象はジャケットに大きく依存します。
そこで、上質なジャケットを選ぶことで、全体のコーディネートが洗練され、品のある印象を自然に演出しやすくなるでしょう。
ジャケットを選ぶ際は以下の記事を参考にしてください。
>>絶対におすすめするオーダージャケットブランド6選!オーダーの仕方も解説
シンプルな革靴で足元を引き締める
シンプルな革靴で足元を引き締めることで、ノーネクタイのカジュアルさを補いつつ、きちんとした印象を保てます。
また、無駄をそぎ落としたシンプルなデザインは、流行に左右されにくく、長く愛用できる点も大きな魅力でしょう。中でも、ブラックやダークブラウンはスーツとの相性が良く、ビジネスシーンに最適です。
ポケットチーフでアクセントを加える
ポケットチーフは、ノーネクタイのスーツスタイルにおいて、さりげなくも印象的なアクセントを加えられる優秀なアイテムです。
また、ネクタイがない分、上半身がシンプルになりがちなコーディネートでも、ポケットチーフを取り入れることで、自分だけの個性を表現できます。
ノーネクタイスタイルをおしゃれに着こなすならオーダースーツがおすすめ
ノーネクタイスタイルでは、ネクタイが持つ縦のラインや引き締め効果がないため、スーツそのもののフィット感が大事です。自分に合ったサイズ感のスーツを着ることで、全体のシルエットが引き締まり、おしゃれでありながらも洗練されたスタイルに仕上げられます。
ただし、既製品のスーツでは、なかなか自分にジャストフィットするサイズ感は見つかりません。
スーツのサイズ感にこだわりたいなら、オーダースーツがおすすめです。オーダースーツなら、自分の体型に合わせた微調整が可能です。
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