スーツの衣替え時期はいつ?季節ごとの目安とポイントを解説
2024/05/29
スーツに関する基礎知識
スーツを着用する機会が多い方は、春夏用スーツ・秋冬用スーツへの衣替え時期に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。季節の変わり目は気温差も大きいため、衣替えの時期を見極めるのは難しいポイントです。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- スーツの衣替え時期の目安
- 季節ごとのスーツの特徴
- 衣替えの際に意識すべきポイント
衣替えの時期の目安だけでなく、スーツを長持ちさせるための「注意ポイント」についても解説しています。スーツの衣替えについて疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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スーツの衣替え時期の目安
季節ごとのスーツを着用している場合は、快適に過ごすために衣替えの時期を見極めるのが重要です。こちらでは、春夏用スーツからの衣替え時期と、秋冬用スーツへの衣替えの時期について解説していきます。
春夏用スーツへの衣替え
春夏用スーツへの衣替え時期は「3月~5月」が目安です。基本的には3月頃から暖かくなりますが、地域によって気温が上がる時期は異なるので、衣替えを行う時期は最高気温を参考にするとよいでしょう。
衣替えを行う気温の目安は、最高気温が「15度を超える頃」を目安にするのがおすすめです。季節の変わり目は1日の気温差が大きいので、一度にすべてのスーツを衣替えするのではなく、少しずつ替えていくようにしましょう。
日中の気温が「20度前後」になる頃に、全てのスーツを春夏用に切り替えるのが理想です。
秋冬用スーツへの衣替え
秋冬用スーツへの衣替え時期は「9月~11月」が目安です。9月の日中はまだまだ暑さが感じられる時期ではありますが、日が落ちると肌寒さを感じる日もあります。徐々に秋冬用スーツを取り入れ、気温差に対応するようにしましょう。
季節の変わり目はスーツの下に薄手のワイシャツを着用するなど、1日の気温差に対応できる着こなしがおすすめです。気温が20度を下回る頃にはワイシャツも厚手のものに切り替え、15度を下回るようになれば、薄手のニットなどを合わせて調整しましょう。
11月頃になると、冷え込む日が増えてくるので、気温次第で全てのスーツを秋冬用に切り替えるのが理想です。また、スーツだけでは寒い日も増えてくるので、コートの準備もしておきましょう。
季節ごとのスーツの特徴
春夏用スーツ・秋冬用スーツは、季節ごとの気温に適したつくりをしているのが特徴です。こちらでは、季節ごとのスーツの特徴について解説していきます。
春夏用スーツの特徴
春夏用スーツは、気温の高い時期でも、涼しく快適に過ごせるつくりが取り入れられています。スーツ自体が軽く、涼しいアイテムが多いのが特徴です。
大きな特徴として、裏地部分が少ない「背抜き」が採用されている点が挙げられます。背抜き仕様のスーツは、肩・スーツ上部以外の裏地部分が省かれており、通気性に優れているのが魅力です。裏地が少ないことで、スーツの重量も軽くなります。
また、スーツの素材には、ウール・ポリエステルを使用したものが定番です。とくに気温の高い夏頃に着用するスーツには、通気性などに優れたコットン・リネン・麻なども多く使用されています。
春夏用スーツでは「平織り」という織り方の生地が人気です。平織りの生地は、通気性に優れているのが特徴で、春夏用スーツに多く採用されています。
秋冬用スーツの特徴
秋冬用スーツは、寒い時期にも暖かく過ごせるつくりが施されています。保温性が高く、スーツの重量が重いのが特徴です。
スーツには、ジャケットの背中部分全体に裏地が付けられた「総裏」仕様が多く採用されています。冷たい外気を遮断し、体温を逃がしにくいため、保温性が高く暖かいのが魅力です。
素材には春夏用スーツと同じく、定番のウール・ポリエステルのほか、綿を使用しているものが多くあります。秋冬用スーツ特有の素材であれば、保温性などに優れた、カシミア・アンゴラなどの素材も挙げられます。
使用する生地は「綾織り」という織り方のものが多く、糸の密度が高く、風を通しにくいつくりが特徴です。
オールシーズンに対応したスーツもある
スーツの中には、1年を通して着用が可能なオールシーズンスーツもあります。厳密には夏に屋外で着用するのは難しいですが、春夏用スーツよりは保温性に優れていて、秋冬用スーツより涼しいつくりが特徴です。
オールシーズンスーツは、裏地の少ない「背抜き」を採用しているものが多く、気温の高い時期にも対応しています。また、春夏用スーツに比べて生地の密度が高く、ある程度の寒さであれば対応が可能です。
オールシーズン対応可能なつくりではあるものの、外出が多い方の場合は、春夏用スーツと秋冬用スーツを使い分けたほうが快適に着用できます。オールシーズンスーツは、空調の効いた室内で着用することが多い、デスクワークメインの仕事の方におすすめです。
オールシーズンスーツについては、以下の記事で詳しく解説をしています。気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
>>オールシーズンスーツと春夏・秋冬用の違いは?通年着られるおすすめを紹介
スーツの衣替えをする際に意識すべきポイント
スーツの衣替えを行う際、春夏用スーツと秋冬用スーツでは、気を付けておくべきポイントが異なります。こちらではそれぞれのスーツごとの、意識すべきポイントを解説していきます。
春夏用スーツの意識すべきポイント
衣替えでスーツを保管する際は、必ずクリーニングに出してから保管しましょう。汗や汚れがついたまま保管してしまうと、スーツの劣化につながってしまいます。
春夏用スーツは秋冬用スーツに比べて、生地が薄いのが特徴です。薄い生地は汗を吸いやすく、シミができやすい傾向があります。また、夏用のスーツに使われている生地は表面に凹凸があるものが多く、汚れがつきやすいのが特徴です。
シミや汚れになりやすい春夏用スーツは「ウェットクリーニング」に出すようにしましょう。一般的な「ドライクリーニング」は油性の汚れを落としてくれますが、春夏用スーツの汚れは落ちにくいことが考えられます。そのため、皮脂汚れや汗汚れも落ちることが期待できる、ウェットクリーニングがおすすめです。
秋冬用スーツの意識すべきポイント
春夏用スーツと同じく、衣替えの前に必ずクリーニングに出してから保管をしましょう。それ以外に、秋冬用スーツでは衣替えでスーツを出す際に気を付けておきたいポイントがあります。
秋冬用スーツに衣替えをする際は、スーツを出したときに「裏返して陰干しをする」ようにしましょう。裏地は湿気がこもりやすいため、そのまま着用するとスーツの劣化につながってしまいます。また、裏地は汚れが付きやすい部分でもあるので、あわせて汚れや虫食いなどがないか確認しておくとよいでしょう。
スーツ以外も衣替えは必要?
暑い時期や寒い時期を快適に過ごすには、季節にあったスーツを着用することが重要です。しかし、季節に応じたスタイルには、スーツ以外のアイテムも衣替えする必要があります。
こちらでは、ワイシャツ・ネクタイの衣替えについて、それぞれの項目で解説をしていきます。
ワイシャツ
スーツスタイルでより快適に過ごすには、季節にあったワイシャツを着用するのも重要です。ワイシャツの素材によって暑さや寒さに対応できるのはもちろん、見た目にも影響します。
オールシーズン着用するワイシャツを選ぶのであれば、コットンを使用したアイテムがおすすめです。気温の高い時期に着用するワイシャツを選ぶ場合は、さらっとした肌ざわりのポリエステルや、通気性のよいリネン素材のものを選ぶとよいでしょう。
また、季節に応じた「見た目」もワイシャツ選びに重要なポイントです。暑い時期に分厚い生地のワイシャツを着用しているなど、季節にあった装いをしていない場合は、周りの人に悪い印象を与えてしまう場合があります。>色や素材など、着用する季節に適したアイテムを選ぶようにしましょう。
ネクタイ
ネクタイに衣替えという考えはありませんが、目につきやすい首元に着用するネクタイは、スーツスタイルの印象に大きく影響します。季節に応じた素材・色味のネクタイを着用していないと「時期に応じて適した服装ができない人」など、相手に悪い印象を与える場合があるので注意が必要です。
春や夏の暖かい時期には、シルクやポリエステルなどのネクタイを選びましょう。また、色合いは寒色系のものを選んでおくと、涼し気な印象を与えることができます。
秋や冬の寒い時期には、ウールなどの温かみを感じる素材のネクタイがおすすめです。色味は、暖色系のものを選んでおくとよいでしょう。
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衣替えしたスーツの収納・保管方法
衣替えをして保管する際には、スーツの寿命を縮めないように、収納・保管方法に注意が必要です。こちらでは、押さえておきたい5つのポイントについて解説していきます。
クリーニングのビニールを外す
衣替えの際には、スーツの劣化を防ぐために、必ずクリーニングに出してから保管をしましょう。クリーニングから返ってきた衣類にはビニールがかかっていることが多いですが、保管時にはビニールを外すのが重要です。
ビニールは通気性が悪いため、そのまま保管すると、カビが繁殖する恐れがあります。ほこりからスーツを守るためにカバーをかけておくのは重要ですが、ビニール素材ではなく、不織布のカバーをかけるのがおすすめです。
保管前に陰干しをする
衣替えでスーツを保管する前には、風通しのよい室内で、1日ほど陰干しを行いましょう。保管時にスーツが湿気を含んでいると、カビが繁殖してしまう恐れがあります。陰干しを行うことで湿気が飛び、カビなどを防ぐことが可能です。
また、クリーニング後は、スーツに溶剤などのにおいが付いている場合があります。湿気とあわせてにおいも飛ばしてから、クローゼットなどに保管するようにしましょう。
スーツ用のハンガーを使用する
衣替えを行う際には、長期間ハンガーにかけたままで保管することになります。スーツにあわないハンガーで保管すると型崩れの原因になるので、スーツ用のハンガーを使用するのがおすすめです。
スーツ用のハンガーとしては、幅が広く、頑丈な木製のものが適しています。スラックスには、挟んで吊るすタイプのハンガーを使用するとよいでしょう。
保管場所の環境を整える
スーツをクローゼットなどに入れる際は、事前に保管場所の環境を整えるようにしましょう。閉じたままになりがちなクローゼットは、湿気がこもったり、ほこりがたまったりと、衣類を保管するのに適さない環境になっている場合があります。
湿気やほこりの多い場所でスーツを保管してしまうと、スーツの劣化につながる恐れがあるので、注意が必要です。換気を行う、除湿剤を用意する、掃除をするなど、保管場所の環境を整えてからスーツをしまうようにしましょう。
保管時は間隔をあけて収納する
クローゼットなどにスーツを保管する際は、衣類どうしの間隔をあけて収納しましょう。
間隔が狭すぎると、服を取り出す際などに隣の衣類と擦れてしまい、スーツの傷みにつながります。シワや型崩れの原因にもなるので、余裕をもって収納できる場所で保管するのが理想です。
衣替えの際はオーダースーツを作成するのもおすすめ
衣替えをする際にはスーツをチェックする方が多いと思いますが、長く使い続けたスーツであれば、傷みが気になることもあるでしょう。その場合には、スーツの買い替えを検討しましょう。
スーツの寿命は、着用頻度・手入れ・スーツの質などによって異なりますが、3年~5年程度が目安といわれています。スーツの寿命を判断する場合は、以下の部分をチェックしてください。
チェックする部分 | 原因 |
---|---|
シワが戻りにくい | 生地がくたびれてしまっている |
テカリが出る | 生地の消耗 |
型崩れ | 長期間の着用や、ダメージなど |
寿命だと感じた場合には、スーツを買い替える際にオーダースーツを検討するのもおすすめです。ジャストフィットのスーツは生地が無理に突っ張ることがないため、擦れなどによるダメージが少なく、長くスーツを着用することができます。
オーダースーツが初めてで注文に不安と感じるという方は、Suit Yaでのオーダーがおすすめです。Suit Yaはネットで注文が完結するので、はじめての方でも気軽にオーダーすることができます。さらに、1着目は無料で1回サイズ直しをすることができる「ジャストサイズ保証」があるのも、安心できるポイントです。
また、Suit Yaはスーツの質が高いという特徴もあります。高級生地を使用しているにもかかわらず、29,800円~というリーズナブルな価格でオーダースーツを注文することが可能です。長い間着用できるオーダースーツを注文したい方は、ぜひSuit Yaもご検討ください。
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